「フィジカルをあげることを心掛けてきた」名門・同志社がライバル突き放す

 天理大学・関西大学の試合と並行して第2グラウンドで行われた同志社大学と近畿大学の対戦は、名門・同志社が終盤に力を発揮して、見事に4年ぶりの開幕戦勝利を飾りました。

 大島泰真主将が「今年は練習から厳しいトレーニングができている。それがチームの自信になっている」と語ったように、12対12の同点で迎えた後半の29分過ぎから立て続けにトライを奪って29対12。ここ数年、敗れていたライバルを突き放しました。

 今シーズン就任した永山宜泉監督が、「今までは、選手が頭で考えるラグビーを優先して、きれいにラグビーをしようとしていた。ラグビーはもちろん頭を使う競技だが、その前に、身体と身体をぶつけ合って、どっちが前に出るかを戦うスポーツ。作戦云々のまえに、まずはフィジカルやフィットネスをあげることを心掛けてきた」と口にしたように、厳しい強化が実り、疲れの見え始めた後半ラスト10分に、見事に力を結集して近畿大学を振り切りました。