マイナ保険証とスマートフォンが一体化した、「スマホ保険証」の本格運用が19日に始まりました。

 井守裕太記者(大阪・守口市の北原医院にて19日)
 「こちらの機械にスマートフォンをかざすと…保険証なしに、診療の受付ができました」

 「スマホ保険証」とは、「マイナ保険証」の機能を搭載したスマホを、医療機関などに設置された読み取り機にかざすことで受診できるシステムで、19日から本格的な運用が全国で始まりました。

 来院者
 「便利やなと思いますけど、なかなか…様子見て安心したら」
「自分でなかなかトライできなくて。(スマホ保険証に)したら便利なことはわかっているんですけど」

 対応する医院側は、電子機器のトラブルについて心配の声を上げました。

 北原医院・井上美佐院長
 「いわゆるアナログの資格確認書であったり、現行の保険証であったり、お知らせであったりを、ちゃんと一緒に持ち歩いていただきたい」

 厚生労働省によると、「スマホ保険証」の読み取り機の導入は任意のため、当面、利用できる施設は一部に限られる可能性があるということです。