鹿児島市で先月開かれた「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」で、一部の有料観覧席で花火が見えにくかったという声があがり、実行委員会は、対象の席で観覧した人にチケット代金を返金するなどの対応を決めました。

鹿児島市によりますと、鹿児島港本港区で、先月開かれた「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」で、有料観覧席で花火を見た人から「正面の木の影響で花火が見えにくかった」という意見が市に寄せられました。

見えにくかった場所はウォーターフロントパークの芝生部分に設けられた8000円のマス席で、花火を見上げる前方に高さおよそ6メートルの木があったということです。

実行委員会は24のマス席で花火が見えにくかった可能性があるとして、対象の席で観覧した人に、チケット代金の全額返金か、次回の花火大会で使える12000円相当のマス席のチケットを渡す対応をとるとしています。

実行委員会は「十分に花火を楽しんで頂けなかったことに対し、深くお詫び申し上げる。座席配置のあり方を検証したい」とコメントしています。

返金などに関する問い合わせは、かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会実行委員会事務局・電話(099-216-1327)で受け付けています。