元銀メダリストが徹底予想…4×100mリレーのメンバーは

南波キャスター:
その村竹選手について、走りの凄さや“日本人最高位タイ”5位入賞という記録はもちろんですが、スタート時の“ポーズクイズ”というのも、競技とはまた違った角度で話題になっています。いずれもアニメ、あるいは漫画のポーズをしているということです。

日比キャスター:
決勝戦では“ジョジョ立ち”でした。

山内キャスター:
準決勝ではハートを作っているのかと思いましたが…。

日比キャスター:
「ボボボーボ・ボーボボ」でしたね。

陸上競技 元日本代表 朝原さん:
私たちの世代ではこういうことはしていませんでしたが、アニメのキャラクターになりきって“ヒーロー”として戦いにいくという、心の準備ができるのかもしれないですね。

日比キャスター:
本当に世界中の皆さんが、レースの始まる前から魅せてくれているなと感じます。

南波キャスター:
そして、いよいよ20日から、4×100mリレーの予選が始まっていきます。注目のメンバーについて、朝原さんの予想を含め伺っていきます。

陸上競技 元日本代表 朝原さん:
1走候補としては、小池祐貴選手(30)と高校生の清水空跳選手(16)、さらに大上直起選手(25)。

2走候補としては、今季絶好調の柳田大輝選手(22)に走ってもらいたいですし、サニブラウン選手(26)も体調が良ければ走ってもらいたいです。

3走は、もともと桐生祥秀選手(29)が固定ということでやってきました。その桐生選手から4走は鵜澤飛羽選手(22)へ、という練習もよく行っていましたので、この流れは堅いかなと思います。

一方で、鵜澤選手は個人で200mに出場しているダメージがありますので、4走の候補には井上直紀選手(21)も控えていると思います。

南波キャスター:
もう、全員に出場の可能性があると。

陸上競技 元日本代表 朝原さん:
守祐陽選手(21)にも、2走の可能性があると思います。

日比キャスター:
東京での開催で多くの歓声を受けて、どの選手も見事に声援を力に変えて臨んでいます。

陸上競技 元日本代表 朝原さん:
4×100mリレーは最終競技として、ぜひ結果を残して欲しいです。

南波キャスター:
最後に、オリンピック銀メダリストの朝原さんに、リレーのバトンを渡すポイントを実演で解説していただきます。

陸上競技 元日本代表 朝原さん:
日本代表はアンダーハンドパスを実践しています。私たちの世代は、体をかなり近くしてバトンパスをしていたのですが、今は体の距離を離したほうが利得距離を得られるということで、少し上めにバトンを渡します。

渡すのは下からなので、距離を保ちながら、バチッとバトンが渡ると好感触です。体が近づきすぎて詰まってしまったり、あるいは手が届かなかったりすると、スピードが落ちてしまうということです。

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<プロフィール>
陸上競技 元日本代表 朝原宣治さん
1996年アトランタ五輪から陸上4大会連続代表
2008年 北京五輪4×100mリレー銀メダリスト