大ヒット映画の影響もあり、今、歌舞伎が注目されています。このほど山形市で歌舞伎講座が開かれ大勢の人が伝統芸能の魅力に触れました。

大塚美咲アナウンサー「いま、話題を集めている歌舞伎。そんな中、山形市で行われたのは…?」

「歌舞伎入門講座~!」

この講座は歌舞伎を身近に感じてもらい、初心者にも楽しみ方を知ってもらおうと開かれました。

講師を務めたのは、鶴岡市出身の歌舞伎役者、中村橋吾さんです。

中村さんは、一般家庭から歌舞伎の世界に入り実力をつけてきた役者で、伝統芸能の継承や地元・鶴岡の魅力を発信する活動にも力を入れています。

講座では、江戸時代から始まる歌舞伎の歴史や役者の1日の流れ、そして劇中で観客が役者に向かって叫ぶ「大向こう」のタイミングなど、観劇がより面白くなるポイントがレクチャーされました。

歌舞伎といえば、「隈取」とよばれる独特の化粧です。なぜこのような姿になったのでしょうか。



講師・歌舞伎役者 中村橋吾さん「当時は(会場の灯が)ロウソクの炎だけだったそうで、顔がきれいに見えるように白く塗ったというのが名残だと言われています」