道頓堀のビル火災から1か月。消防が繁華街のビルに立ち入り調査をしていることが分かりました。

 8月18日、大阪・道頓堀にあるビルで消火活動中の消防隊員2人が死亡しました。西側ビルの1階で出火し、壁面広告をつたって隣接する東側ビルに延焼したとみられています。

 この火災を受け、大阪市消防局は市内の繁華街で不特定多数の人が出入りするビルのうち、自動火災報知器が設置されていないなどの消防法令上の違反が確認された227のビルについて、8月19日から立ち入り検査を行っているということです。

 (大阪市 横山英幸市長)「こういった事故や事案を起こさないために、全力を尽くしていくことが大きな責務だと思っています」

 また、事故調査委員会について10月中旬ごろに外部の有識者を入れた会議を開き、年度内に調査報告書を完成させる方針だということです。