南米ブラジル・アマゾン。世界の肺と呼ばれるアマゾンに住む先住民たちの生活をのぞいてみた。自分たちの土地を脅かす違法な伐採業者や金鉱掘たちに立ち向かうため、手に取った意外な“武器”とは…。


プロペラ機に揺られ~いざアマゾンの森へ


アマゾンの先住民族を取材するため、ブラジル・アマゾンの中心都市マナウスから1時間ほどプロペラ機に揺られ着いたのは、アマゾンの森に囲まれた都市「イタイトゥバ」。

市民が皆、「町の経済は、金鉱掘たちのおかげ」だと口をそろえて言う都市だ。ここから先住民族の集落を目指し、アマゾン河の支流の川を上った。


「あれが金鉱採掘船だ」

ドライバー
「この川では金が取れる。まず川底の砂をさらい砂を洗う機械に砂を入れる。もしその砂の中に金が出てくればもう大丈夫だ。さらに出てくる。」

川の船着き場に着くと…

ドライバー「見てみろよ、あれが金鉱採掘船だ」

記者「あれは動いてるんですか」

ドライバー「今は止まってるよ。大小いろいろな大きさの船が存在する。大きい船は警察に摘発されたものもある」


動物や豊かな自然~ムンドゥルク族の日常は?


山口貴史 記者
「港についてなかなか急な坂が続いています。20分くらいということなのでそんなに遠くはないんですけどと、言ってたら到着です」

「これが集落の名前です。英語でようこそ、ポルトガル語でようこそ、ムンドゥルク族言葉でようこそ」

ブラジル・アマゾンで生活するムンドゥルク族。

ムンドゥルク族が最初に外部と接触したのは、18世紀中頃だ。言い伝えでは、ブラジルが発見された15世紀よりはるか昔から先祖たちが生活していたというが、文字で残された民族の歴史の記録はない。

現在の人口は、80の集落にまたがり都市で生活している人も含めて約1万人ほど。

私たちは、100人ほどが生活しているあるムンドゥルク族の集落を訪ねた。この集落は、ムンドゥルク族の起点となる場所で学校や診療所が併設されており、地元の州政府から常駐の教師や看護師が派遣されている。

現代のアマゾンの先住民たちの生活を少しだけのぞいてみた。

集落で採れたヤシの実のジュースを振舞ってくれた。

記者「このまま飲むんですかね」

「(飲んでみると)爽やかでうまい。自然の甘みがあります」