きっかけは「日本の大豆製品の多さ」…家族4人でテンペ作り

ルストノさんは日本人の妻・つる子さん(54)との結婚を機に来日。現在は長女のノエミさん(24)と次女のレミナさん(21)の家族4人でテンペ作りに励んでいますが、来日するまでは食べる専門で作ったことはありませんでした。
![]()
(Rusto代表 ルストノさん)
「(きっかけは)日本に来てから5日後、錦市場に行って、そこからですね」
豆腐や納豆など大豆製品が多いことに気付き、「日本でもテンペが売れるのでは」と考えたのです。しかしインドネシアと気候が大きく違う日本。上手く固まらなかったり菌が黒くなってしまったり失敗の連続だったといいます。
![]()
転機となったのは「水」でした。
(Rusto代表 ルストノさん)
「伏見のお寺で水をもらって、作って、上手くできましたね。そこから『やっぱり水かな』と思って、そこの葛川の水で作ったんです」
豊かな自然が生み出す天然水が日本でのテンペ作りには欠かせないと、21年前にこの地に越してきました。それからも改良を重ねて今のルストノさんのテンペにたどり着きました。実に4年がかかったといいます。
![]()
異国の地での開発の日々。支えたのは家族の存在でした。
【写真を見ながら話すルストノさんたち】
(ノエミさん)「あぁ、私か」
(つる子さん)「小学生かな?」
(ノエミさん)「小学生やと思う、たぶん」
(長女 ノエミさん)
「宿題をやったらその後はテンペの仕事って感じだったので。家族で一緒にやっていました」
(Rusto代表 ルストノさん)
「テンペだけじゃなくて、テンペの夢があるから、家族でいつも一緒に(過ごす)。家族の時間がいっぱいです。それがよかったです」














