伝統の技を体験です。鳥取市の小学校で、無形文化財保持者を講師に招いた陶芸教室が開かれ、子どもたちが器づくりに挑戦しました。

ろくろを回し繊細な指使いで湯飲みや皿を作るのは、鳥取県指定無形文化財保持者で陶芸家の山下清志さん。それを子どもたちが真剣な眼差しで見つめます。

この陶芸教室は、本物の文化財に触れることで伝統工芸への関心を持ってもらおうと、小中学生を対象に県が毎年開いています。

この日は、鳥取市の浜村小学校の5年生17人が山下さんの指導を受け器づくりに挑戦。
児童らは、カップや皿など思い思いの形に仕上げていきました。

児童
「緊張したけど意外とうまくできて良かったと思います。野菜とか食べ物を入れようと思ってます」
「(何を作った?)ヘビです。ヘビが好きだから。
(どんなところが難しかったですか?)口のところです」]

鳥取県指定無形文化財「陶芸」保持者 山下清志さん
「ものをつくる楽しみを体感して自分の喜びとして、これからの人生に役立ててもらえればと思います。」

この日作ったものは今後、地元の同好会が釉薬をつけて焼き上げ、年内に完成させる予定だということです。