奄美市の県立大島病院で、大規模な災害を想定した訓練がありました。

(訓練)「赤です。赤1人。赤の担当お願いします」

訓練は、奄美大島近海を震源とする地震で、奄美市で震度7の揺れを観測した想定で行われました。

県立大島病院は奄美群島の災害拠点病院で、毎年9月に訓練を行っていて、今年は病院の職員や患者役の高校生らおよそ250人が参加しました。

地震発生からおよそ1時間後、消防や陸上自衛隊が大島病院に次々と患者を搬送。治療の優先順位を判定するトリアージが行われ、治療の手順や必要な医療機器などを確認していました。

(県立大島病院 中村健太郎救命救急センター長)「奄美という地を考えると、外からの支援がなかなか受けられない。災害拠点病院として機能できるように頑張っていきたい」

県立大島病院では今後も訓練などを通して災害時の対応を強化したいとしています。