8月27日、ついに9日間の集大成を披露する最終発表会だ。

カメラマン
「納得する提案はできそう?」

参加者・井上颯人さん
「納得して頂きたいですね」

4つのグループに分かれて、サガン鳥栖と竹下製菓の両代表にプレゼン。

井上さんのチームが、トップバッターだ。

参加者・井上颯人さん
「私たちの提案をさせていただきます。これまでも色々なユニフォームを作成されてきたと思うんですけど、形に残るものがいいなと、サポーターへのインタビューを通しても感じていたので、私たちの提案としてはユニフォームを作成させていただいて選手にも来てもらう。そしてサポーターの皆さんにはブラックモンブランを配布してスタジアムをブラックモンブラン一色に染める『ブラックモンブラン・デー』を企画できれば」

井上さんたちの提案は、ブラックモンブラン柄のユニフォームを作成し、「ブラックモンブラン・デー」を企画するというもの。

しかし、惜しくもトップとはならず、各チームのプレゼンで最も得票を集めたのが、サガン鳥栖が広くイラストを募集し、それをブラックモンブランのパッケージにするというユニークなアイデアだった。

参加者が描いたイラストも、審査員の心を掴んだ。

竹下製菓・竹下真由社長
「みなさん、素敵な提案をありがとうございました。ぜひこれはやれるんじゃないかなという提案を頂いたと思っていますので、サガン鳥栖さんとお話をさせていただきながら実行出来たらなと思っています」

参加者・井上颯人さん
「参加してよかった。スポーツビジネスってこういう感じなんだと肌で感じることができた」

企画を担当した 成田均さん
「私個人はホッとしました。クラブに入って働くもよし、サポーターの応援してくれるのもよし、色々な立場でサガン鳥栖を応援したり、Jリーグ、もっというとスポーツ界全体をみんなで盛り上げることができたらいいなと」

「プロスポーツの現場」に直接触れた参加者たち。この経験がきっと今後の羅針盤になるはずだ。