鹿児島県内に暮らす外国人の数はおよそ1万9000人で、過去最多となっています。塩田知事は17日の県議会で「さまざまな違いを超えて共生する社会の実現が重要」と述べました。

出入国在留管理庁によりますと、県内に暮らす外国人は、去年12月末時点でおよそ1万9000人で過去最多となり、10年間で2.8倍に増加しています。国別ではベトナムが5700人あまりで最も多く、次いでインドネシア、フィリピンでした。

17日の県議会で、7月の参院選で過熱した「外国人」をめぐる動きについて、塩田知事は…。

(塩田知事)「私は性別・国籍・年齢など、さまざまな違いを超えて、ともに認め合い、支え合い、つながり合える人権文化が息づく共生社会の実現が重要だと思う」

県によりますと、外国人で生活保護を受給している人は、ことし6月末時点で113人と、県全体の0.41%で年々減少しています。