「暗いイメージ払拭したい」カメラマン有志がスタート

シャッターを切る多田さんは、普段からシニア向けのメイクや撮影を請け負っているカメラマン。

開催したのはその名も「大人日和 イェイ撮影会」です。

イェイ写心家 多田明子さん
「遺影写真の暗いイメージではなく、遺影はこのイェイという、カタカナの世界でも共通するイェイっていう言葉を使って、イェイ写真という風にうたっています」


この撮影会は遺影の暗いイメージを払拭しようとカメラマンチーム「イェイ写心家」の間で始まった取り組みです。

去年から始まり、今年は全国の有志のカメラマンによって33のスタジオで開かれました。

イェイ写心家 多田明子さん
「残されたご家族が元気をもらったり、勇気をもらったりする大切な写真だと思うので、ネガティブなイメージから笑顔の明るい未来に託すようなイメージの写真にしていきたいなという思いのもとでみんな集まってやってます」

生前に遺影を準備している人は3.4%

訃報サービスを提供する「アスカネット」の調査によると、生前に遺影を準備している人はわずか3.4%。

その一方で、事前に遺影を準備しておきたいと答えた人はおよそ5割(46.4%)に上ります。