三重県・伊勢市と津市で、それぞれ集団食中毒が発生しました。

三重県によりますと今月11日、伊勢市の総菜製造業者「ちっちゃ居酒屋はなれ」が製造した三色丼の弁当を食べた大学生27人が、嘔吐や下痢などの症状を訴えました。
入院した人はおらず、すでに全員回復していますが、症状が出た大学生のうち8人と、調理担当の従業員1人の便から黄色ブドウ球菌が検出されました。
また、今月6日、津市の飲食店「アジアンダイニング 韓の舌 津店」を利用した7歳から65歳までの男女11人が、下痢や発熱などの症状を訴えました。
全員快方に向かっていますが、症状が出た客のうち10人と店の従業員3人の便からノロウイルスが検出されました。
県はいずれも、提供された食事が原因の集団食中毒と断定し、16日付けで、それぞれの店を営業禁止処分としました。