「短期予報解説資料」
2025年9月16日03時40分 気象庁発表
前線が華北から16日夜には日本海中部、17日は北日本へのびて、18日は西~東日本を南下する見込みだということです。この前線に向かう暖かく湿った空気と日本の南にほとんど停滞する高気圧による気温上昇の影響で、大気の状態は非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り、「大雨」となる所があると予想されています。
このため気象庁は西~東日本では18日にかけて、東北地方では17日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょうに注意を。局地的には竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。
また、低気圧が16日夜までに沿海州付近で発生し、17日は前線を伴ってオホーツク海へ進み、前線が北海道地方を通過。上空の-21℃以下の寒気を伴うトラフ(雲の広がりやすい「気圧の谷」)は、18日に北海道地方を通過する見込みです。前線や低気圧に向かう暖かく湿った空気と上空の寒気の影響でも、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り、「大雨」となる所があると予想されています。
このため、北海道地方では17日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、17~18日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意が必要だとしています。