北海道三笠市の公営住宅で16日、クマが窓ガラスを割って住宅内に侵入しました。住人にけがはないということです。
16日午前10時半すぎ、北海道三笠市内の公営住宅の住人から「クマが公営住宅の窓ガラスを割り室内に入った後、玄関から出て行った」と、市役所を通じて警察に通報がありました。
警察によりますと、体長約1.2メートルのクマは、窓ガラスを割って室内に侵入し、洗濯をしていた住人の女性の横を通り過ぎ、反対側の玄関から出て行ったということです。
女性によると、「クマはガラスだと思わずに突進してきたのではないか、走って外から突撃してきた。ビックリしてそのまま近くにあった掃除機を構えたら、クマも人にびっくりしてそのまま玄関から逃げていった」と話しています。
女性にけがはありませんでした。
クマは室内を物色せずに外に出たということで、室内には、幅約9センチの複数のクマの足跡が残っていたということです。
住宅には夫婦2人が住んでいて、クマが侵入した当時、夫は外にいて、室内には妻のみがいたということです。
周辺ではハンターが警戒に当たっています。