オンラインカジノで常習的に賭博をした罪に問われているフジテレビ元社員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

フジテレビの元社員でバラエティ制作部の企画担当部長を務めていた鈴木善貴被告(44)は去年9月から今年5月までの間、海外で運営されているオンラインカジノサイトにアクセスし、あわせて145回、バカラ賭博などをした罪に問われています。

きょうの初公判で鈴木被告は起訴内容を認めたうえで、被告人質問では「ギャンブルで作った借金がのしかかってきて、どうにかするためにはギャンブルしかないと思った」と話しました。

検察側は「社内調査の後もオンラインカジノを続けていて、賭博に対する常習性が高い」として、鈴木被告に懲役1年を求刑しました。

一方の弁護側は「当初は違法だとの認識はなかった」などと主張しました。

判決は今月25日に言い渡される予定です。