貨物室で出火したとの警告が表示され、関西空港に緊急着陸したユナイテッド航空機の調査をしている運輸安全委員会の航空事故調査官は15日午前、「燃焼の痕跡はなかった」と説明しました。

 12日午後7時すぎ、飛行中に貨物室で出火したとの警告が表示されたため、アメリカのユナイテッド航空機が関西空港に緊急着陸し、乗客乗員142人全員が脱出、5人が軽いけがをしました。

 消防によると、火災の痕跡は確認されておらず、14日に行われた運輸安全委員会の航空事故調査官の立ち入り調査でも「燃焼の痕跡は見られなかった」ということです。

 航空事故調査官は15日、消防の関係者などからも聞き取り調査を行い、警告を出した装置に誤作動がなかったか確認する方針です。