過去の風水害「災害の核心に迫る学び」を提唱
過去広島で起きた主な風水害を見てみると、犠牲者を多く出した災害の形態は、台風から豪雨へとシフトしつつありますが、自然の脅威そのものが絶えることはありません。

(昭和)
1945年 枕崎台風 : 死者・行方不明者2012人
1951年ルース台風 : 死者・行方不明者166人
(平成)
1999年 6・29豪雨 : 死者32人
2014年 広島土砂災害: 死者77人
2018年 西日本豪雨: 死者153人・行方不明者5人
柳田邦男さんは、防災教育のあり方について「この地域で過去にどんな災害が起きたか、まず大人が知ること。体験者の証言を聞く場・自然の危険を肌で感じるなど災害の核心に迫る学びが必要」と提言しました。

証言者から直接体験を聞ける時間は、残りわずかとなっています。平穏だからこそ、過去の災害と向き合わなければなりません。