11月29日は『いい肉の日』です。
焼き肉店の若手経営者が考え、“予想の3倍売り上げた”という食肉の無人販売所や、ウクライナ戦争による飼料価格の高騰などに苦しむ畜産農家が抱える課題など長崎県内の『肉』事情を取材しました。

■ コロナ禍でも着実に売り上げを伸ばした焼き肉店の秘密


株式会社MFC 松尾宗磨 代表取締役:
「最高です。毎日食べてるんですけどね。毎日食べても飽きないですね」


諫早市にある“精肉店”と一体となった焼肉店『ミートファクトリーチャンピオン』


長崎和牛と佐賀の伊万里牛にこだわるこの店を経営するのは松尾宗磨さん、28歳です。


この店を2年前にオープンさせ、コロナ禍でも着実に売り上げを伸ばしてきました。

木製の重厚なボックスを開けると、ドライアイスの白い煙の向こうに、部位名を記された美しい肉が並んでいます。


株式会社MFC 松尾宗磨 代表取締役:
「お待たせしました。チャンピオン7種盛りの2人前になります」


この店の一番人気メニュー、店の名前を冠した『チャンピオン7種盛』です。
(1人前 1,840円 ※注文は2人前から)


タンやサーロインのほか、その日の仕入れ状況で変わる希少部位など、7種類の肉を一度に味わえるお得なセットです。


株式会社MFC 松尾宗磨 代表取締役:
「タンはくっつきやすいので置いてもらった時に慣らしてもらって。焼いていくと…こちらに肉汁がたまってくるのが返すポイントですね」


ほかにも脂の多いサーロインは“ワサビ”で食べさせるなど、肉質はもちろん、提供方法にもこだわりがある松尾さん。

■ 売り上げは“想定の3倍”

さらなる売上アップと肉の消費拡大を目指して、今月新たに大村市にオープンさせたのが、24時間営業の『肉の無人販売所』です。

店内にはホルモンを中心に、およそ30種類の商品が並びます。


買い物客:
「豚ハラミを買いました。スムーズだし じっくり選べるのがいい」

買い物客:人目を気にせずに選べる」