13日午後、札幌市東区で30代の知人女性が車のドアをつかんでいる状態で、わざと車を急発進させてけがをさせたとして、36歳の男が逮捕されました。

傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区に住む36歳の会社員の男です。

男は13日午後2時半過ぎ、札幌市東区本町の歩道で、30代の知人女性が車のドアをつかんでいるのに、わざと車を急発進させてけがをさせた疑いが持たれています。

被害女性は両ひじや両ひざを擦りむく軽傷

 女性は、両ひじや両ひざを擦りむく軽いけがをしました。

警察によりますと当時、男は後部座席に乗っていた女性を助手席に乗るように促し、女性が車を降りて助手席のドアを開けようとすると、女性を無視し車を急発進させたということです。

被害女性は「車で引きずられた」と通報

 男はそのまま車で現場から走り去っていて、被害者の女性が「車で引きずられた」と警察へ通報しました。

警察は、女性が覚えていた車のナンバーなどから男を特定し、容疑が固まったとして、13日夜に緊急逮捕しました。

2人はSNSで知り合い、当日初めて会ったということです。

男は「女性がすぐ近くにいることはわかっていたが、車を急発進させた」

 取り調べに対し、36歳の会社員の男は「女性がすぐ近くにいることはわかっていたが、車を急発進させた」と容疑を認めているということです。

警察は、事件に至ったいきさつや動機について調べを進めています。