夏から秋にかけて、ピンクや白の大輪をつけるフヨウの花が、大分県杵築市の寺で見頃を迎えています。

フヨウの花は、花びらが薄くふんわりとしていて、優し気な姿が特徴です。杵築市溝井にある妙高山宗玄寺では、30年ほど前からフヨウを植え始め、現在ではおよそ400本まで増えています。

宗玄寺(大分・杵築市)

今年は夏場に雨が少なかったため、開花がやや遅れましたが、9月に入ってからの恵みの雨により、一斉に花が咲き始めました。

フヨウの花は、朝咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、次々と開花するため、長い期間楽しむことができます。現在は8分咲きで、なかでも「スイフヨウ」は、朝は白い花が昼から夕方にかけてピンクや赤へと色を変えるのが特徴です。

酒に酔った人のように色が変化することから、その名がつけられました。杵築市の宗玄寺に咲くフヨウの花は、9月いっぱい見頃が続きます。