気象庁は「大潮による高い潮位に関する全般潮位情報を」発表しました。

9月22日の新月の前後は、大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなります。気象庁は、「北陸地方と西日本の沿岸の一部では、海岸や河口付近の
低い土地で浸水や冠水のおそれがある」としています。


夏から秋にかけては海水温が高い影響などで、平常時の潮位が年間でも高い時期となります。さらに、9月22日の新月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなります。

また、能登半島地震の影響で、石川県の沿岸の一部では、浸水や冠水が起きやすくなっている所があります。

このため、北陸地方、近畿地方、九州北部地方(山口県を含む)の沿岸の一部では、9月14日から9月25日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあり、注意が必要です。

気象庁は、「この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動などが発生した場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある」として、今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意するよう呼びかけています。