厳しく優しい先生 その稽古は

富士齋さんの稽古は、8時間をこえるのは日常です。

藤間富士齋さん「裏から着物の裾を気にして。ほらほらほら…あなたの裾踏んだでしょう、ダメダメ。自分の裾を気にしてって言ったでしょ?」

「全然だめ!…何かほとばしり、出るものがないとダメ。もういっぺんやり直し!」

「踊りは鶴の気持ちになって…ふふ、難しいよね?」

これまで指導してきた弟子たちは、1000人を超えます。そして今年の春、新たに3人が門を叩きました。

山本ゆり奈さん(15)「始めた理由は、海外に留学したくて。日本の事をしっかり学んでから留学したいと思っているので」

古賀春華さん(11)「優しさの中に厳しさがあって、とてもかっこいい先生だと感じます」