高校生たちに将来の進路について選択の幅を広げてもらおうと、水族館で仕事体験会が開かれました。

天草拓心高校・海洋科学科の生徒たちがやってきたのは、熊本県上天草市にある水族館です。

「あそこの水槽からぐるーっと、淡水魚の所までやっていこうと思います」

生徒たちは担当の職員から説明を受けたあとバックヤードに入り、水槽の掃除や砂の洗浄、乾燥させた砂をふるいにかけ、大きさを分ける作業を体験しました。

体験した生徒「水槽掃除とかだけしかしてないと思っていたんですけど、砂も分けていて凄いと思います」

魚をさばく生徒の姿もありました。これはイルカのための餌です。慣れない手つきでサバやイワシを切り分けていました。

職員「ほんとにこれぐらい、ぶつ切りみたいな感じで。身を潰さないように」

体験した生徒「内臓を取り除くことや傷がついている魚をはじく事が、生物を守るうえで大事なんだなと」

イルカショーの間も、裏でせっせと仕事を続けます。

体験した生徒「これまでの高校生活ではできなかった、イルカに接する仕事を学べて良かったです。今後の進路についても考えないといけない時期なので、今回のことを参考に頑張って行きたいと思います」