広島市議会の9月定例会が開会し、保育園の死亡事故を巡る和解・解決金などを盛り込んだ補正予算案が提出されました。

広島市議会の9月定例会には、一般会計の総額でおよそ8000万円の補正予算案が提出されました。

このうち4000万円は、3年前に西区の市立保育園で5歳の男の子が行方不明になり、その後亡くなった事故について、遺族との和解・解決金として盛り込まれました。

男の子の両親は去年、市に対しておよそ8800万円の損害賠償を求める訴えを起こしていて、市は当初、争う姿勢を見せていましたが、広島地裁の和解勧告に応じたとしています。

松井一実市長
「遺族と和解することにともなう解決金を計上しています。よろしくご審議のほどお願い申し上げます」

また、乗り合いバスの自動運転に向けた実証実験の費用として4000万円余りを計上しています。

9月定例会は25日まで続く予定です。