冤罪事件を受け、滋賀県警が臨時の会議を開きました。

 臨時会議には滋賀県警のトップ・池内久晃本部長や警察署の署長ら約70人が出席しました。

 会議は湖東記念の元看護助手の女性の冤罪事件で、大津地裁が「捜査に違法性があった」として県に賠償を命じた判決を受けて開かれました。池内本部長は、「捜査の違法性が指摘されたことを重く受け止め、緻密かつ適正な捜査に取り組んでいく」と訓示しました。

 (滋賀県警・池内本部長)「供述の状況や経過、被疑者に有利な証拠や供述の有無などを含めて捜査全体を見渡し、その適正を確保していただきたい」

 そのうえで、本部長が直接指揮すべき事件においては、現場の意見を吸い上げて捜査指揮へ反映するための体制を刑事部など各担当課に早期に構築する、としました。