万博会場で、強い毒を持つセアカゴケグモが見つかっていたことが分かりました。

 博覧会協会によりますと、セアカゴケグモは万博の開幕以降これまでに関係者用のバックヤードで70匹ほど見つかっていて、9月9日には一般来場者が使うテーブルの下にセアカゴケグモの卵があるのが見つかったということです。

 セアカゴケグモは、オスが2.5から3ミリ、メスが10から14ミリほどの体長で、メスの背中には赤い模様が入っているのが特徴です。素手で触らない限りかまれることはないものの、強い毒を持っていてかまれると激しい痛みがあるほか、呼吸困難などの症状が出る場合もあるといいます。

 博覧会協会の副会長でもある大阪府の吉村知事は。

 (大阪府 吉村洋文知事)「聞いている限りでは駆除作業などをすると。もしセアカゴケグモを見かけた方は近くのスタッフに声をかけてもらえたら」

 これまでにセアカゴケグモにかまれたなどの被害は確認されていないということです。