長崎県壱岐市に住む60代の女性が、市役所職員を名乗る男らから還付金名目でわずか1時間半の間に現金450万円をだましとられました。
被害にあったのは、長崎県壱岐市に住む店舗経営者の60代女性です。
警察によりますと、9月9日午後0時半頃、女性の携帯電話に市役所職員を名乗る男から「介護保険の還付金があります」との電話がありました。女性は男に口座番号などの情報を教え、さらに指示されたフリーダイヤルに電話をかけ銀行コールセンター職員を名乗る男に暗証番号を教えたということです。
ワンタイムパスワードも
犯行グループは入手した情報を使って女性名義の銀行口座と連携させたネットバンキングを不正登録し、さらに二段階認証のワンタイムパスワードも電話で聞き出して送金可能な状態にし、女性の口座から限度額50万円を9回、計450万円を不正に送金してだまし取ったということです。
最初の電話から約1時間半後の午後2時ごろ、銀行から多額の送金について確認の連絡が入ったことで、女性は被害に気づいたということです。
警察では電子計算機使用詐欺容疑で捜査をするとともに、電話で金の話をされたら必ず詐欺を疑うよう呼びかけています。