消防隊員2人が死亡した大阪・道頓堀のビル火災で、延焼の要因になったとみられる壁面広告の設置許可の期限が、今年2月で切れていたことが分かりました。

 8月18日、大阪の道頓堀でビル2棟が焼け消防隊員2人が死亡した火災では、西側のビルに設置された食品会社の壁面広告が延焼の要因になったとみられています。

 大阪市によりますとこの広告は、市の屋外広告物条例に基づく設置許可の期限を今年2月に迎えましたが、更新手続きがなされず期限が切れていたということです。2012年に初めて広告を設置する際、広告の土台部分はすでに取り付けられていて、建築確認検査が行われたか不明でしたが、市は、一定の条件の下で許可を出していました。

 市は壁面広告の設置の経緯について詳しく調べています。