一番の心配事は「ガソリン税廃止のスケジュール感」

井上貴博キャスター:
玉木さんは多分非常に難しい選択だと思います。勢いがある今ここで判断を間違えると、例えば、維新と与党が連立したときに、国民民主党が本当に政策実現したかったことができなくなってしまいます。どこを取るのかということは大変難しいところだと思います。

岸谷蘭丸さん:
やはり(政策)実現が難しいんだろうなということは、ここ1、2年の動きを見ていても思います。玉木さんの中で、ベストシナリオとはどのようなものなのでしょうか。自民党総裁が決まり、やりたいことがやれるかもしれないとなったとき、どのようなスパン・シナリオでいくと年末に間に合うのでしょうか。

玉木代表:
そんなの言えないよ(笑)。やはり、連立といった枠組みよりも、政策実現のためには法律を通すこと、そしてそれに伴う補正予算を組むことにきちんと我々の政策が入るかどうかということです。

一番心配しているのは、今のスケジュールでいくと、国会を開くのがそもそも10月末になってしまうことです。11月1日からガソリンの暫定税率廃止しようと、我が党だけではなく他の野党も共同で法案出していることが、そもそもスケジュール的に難しくなってしまうということになります。

きちんとスケジュールを持って、私達が言ってる政策をきちんと協力して実現していただく総裁になることを期待してますね。

井上キャスター:
年内に解散というものを頭に入れつつということになりますか。

玉木代表:
解散は頭に入れています。特に、人気があると言われている小泉さんが(総裁に)なった場合に支持率が上がることになると、過去振り返っても岸田さんのときも石破さんのときも、なんだかんだとなったらすぐ解散してるじゃないですか。

誰が(総裁に)なっても、多分選挙で有利な方を選ぶという党内心理も働くので、解散総選挙には備えたいと思います。

井上キャスター:
とにかく政治を前に進めていただきたいと思います。

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<プロフィール>
岸谷蘭丸さん
イタリア ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立
教育・多様性などを発信

新田晃一
TBS報道局政治部野党キャップ
休日には議員の地元めぐりも