老朽化した昭和の建物 今後の対応は…
新発田市 比企広正 市議
「旧ハヤカワと旧レジャー会館について、老朽化が著しいのは火を見るよりも明らかであります。私以外にも、過去に何人もの議員から、危ない建物を早急に解体撤去せよ、と一般質問されてきましたが、市長からは明確な答弁を得られておりません。また、この建物の撤去を見据えた場合、中心市街地の活性化への寄与は大きいと思います」
新発田市 二階堂馨市長
「空きビルは所有者個人の財産であり、所有者等、責任を持って管理することが基本でありますが、所有者不明または不存在である現在においては、建物の適切な管理を指導するのが、極めて難しいものになっております」
二階堂市長は「民間の空きビルは倒壊する恐れがない限りは、解体することは難しい」と答弁しました。

また新発田市建築課は、BSNの取材に対して「登記名義人の住民票上の住所は把握していますが、居住の実態は確認できず、本人と連絡とれない状況が続いており、本人の意向確認は出来ていません」としていて、2019年に最後の店舗が閉店以降、所有者本人と連絡が取れていないということです。

糸魚川市でも廃墟となった旧姫川病院の不法侵入が相次いでいて、新潟県内各地で、昭和の時代に建てられた建物の処理のツケが、令和の時代で問題となっています。
