きょう9月9日は「救急の日」です。鹿児島市消防局に寄せられた緊急通報は年々、増加傾向にあり、去年はおよそ5万4000件、1日平均で150件の通報がありました。

命を救うため、一刻を争う通信指令センターの現場に密着しました。

「119番です。火事ですか救急ですか」
鹿児島市消防局の通信指令センターには、5人以上の通信指令員が24時間常駐しています。取材中、次々に通報が入りました。

■天文館の店舗で転倒して頭から出血
(通信指令員)「119番消防局です。火事ですか、救急ですか」
(店の従業員)「救急です」
(通信指令員)「病気ですか、けがですか」
(店の従業員)「頭から血を流して倒れている」
(通信指令員)「どうしたんですか」
(店の従業員)「うしろに倒れて頭をうった」
(通信指令員)「その方はお客さん?」
(店の従業員)「ごめんなさい、分からない」

■夫がコロナ疑い
(通報者)「たぶんコロナになっていると思う。ここに倒れていて、どうしても起こせない」
(通信指令員)「コロナの陽性の可能性ということですが、発熱などがある?」
(通報者)「私が(9月)1日からコロナになって、きょうで5日目。(夫が)朝からのどが痛いと言い出した」