8日の初公判で被告は「殺意はありませんでした。お母さんに死んで欲しいとは思っていませんでした」と起訴内容を一部否認し、弁護側も殺意の成立を争うとしました。

冒頭陳述で検察側は、事件の2年前に市内のショッピングセンターで清掃員として働き始めてから、同僚の高齢男性の言動に不満を抱き、母親にも「年寄りは邪魔者だ。お前も同じだ。早う死ねババア」などと言うようになったと説明。

事件当日、携帯電話の置き忘れを母親に注意されたのがきっかけで台所から包丁を持ち出し、「ババア死ね」と叫びながら首に切りつけたとしました。