日本人の5人に1人が、何らかの悩みがあるとされる睡眠の問題。
医療機関が掲げる診療科の名前に新たに「睡眠障害」を加えるかどうか、国も検討を開始しました。
「睡眠時間には個人差がある」ベストな睡眠時間は?

山形純菜キャスター:
「睡眠時間」について国は、“少なくとも6時間以上確保できるよう努めることを推奨”しています。※厚労省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」より
実際、働く世代の睡眠時間は▼5~6時間未満が約31~42%、▼5時間未満が約7~14%となっています。※厚労省「2023年国民健康・栄養調査」より(20代~50代)
睡眠外来などを行う医療法人「RESM(リズム)」の白濱龍太郎理事長によると、「適切な睡眠時間には個人差がある」とのこと。
▼朝すっきりした目覚め、▼午前中に眠たくならない、と睡眠が十分に取れているサインだといいます。

では「3時間で十分」という人はどうなのでしょうか。
白濱理事長によると「作業効率が落ちていなければ十分な睡眠といえる」とのことです。しかし、ショートスリーパーは本当に少なく、平日3時間で大丈夫でも休日すごく寝たい人は、もう少し睡眠時間を延ばした方がいいとのことでした。
一方で、「10時間寝ないとダメ」という人は、「睡眠の質の悪さを時間で補おうとしている可能性がある」といいます。そのため、少し寝る環境を整えてみるのも良いかもしれません。