石破総理の退陣表明を受けて与野党に受け止めを聞きました。

自民党長野県連会長の宮下一郎衆議院議員は、「政治家の進退は自ら判断すべきことで、重く受け止めている」とした上で、去年秋以降の政権運営について次のように述べました。

「少数与党になってからも各党と協議をして、補正予算、本予算、税制改正等々、政府提出の法案のほとんどを成立させたこと、石破総理が取り組んだこととしてきちんと評価すべきことだと思う」
次の総裁に求めることは。
「(党の)理念をしっかり整理をして訴えていくこと、そして広く各党ともコミュニケーションを図っていく、そして、しっかり一致点を見出していく、そうした力が新しい総裁には求められる」
一方、立憲民主党長野県連代表の杉尾秀哉参議院議員は、7月の参院選で目標に達しなかった以上辞任はやむを得ないと述べました。

「結局首をすげかえて同じことをやるのかと、今回の石破さんの辞任の一件は、自民党の終わりの始まりだと思ってまして、もう誰が(総裁に)なっても自民党は同じなんだろうと」

石破政権については。
「総理総裁になる前は我々と非常に近いことをおっしゃっていた。例えば政治資金や選択的夫婦別姓、人権問題にしても。それが総理総裁になってガラッと変わってしまった。石破らしさを殺してまで党内融和を図ろうとするんだったら、何のために総理総裁になったんですかと」