霧島・姶良集中豪雨からまもなく1か月です。ニューズナウでは現地の今をお伝えします。きょう5日は、霧島支社の記者と中継がつながっています。

(記者・中継)
今、霧島市では、被災した道路の復旧の遅れが、大きな課題の1つです。このうち、市街地や鹿児島空港と、霧島温泉郷を結ぶ国道は、大規模な土砂崩れで今も通行止めのままです。生活や観光に影響が広がっています。

(記者)「がけ崩れ現場です。土砂の撤去作業が進んでいますが、崩れた山肌はむき出しのまま」

大量の土砂を積んで土煙をあげて走るダンプカー。復旧作業が続く霧島市牧園町の国道223号です。

先月の集中豪雨。霧島市では2日間で平年8月ひと月分の2倍を超える雨が降りました。山あいの国道223号では13か所でがけ崩れや路肩の崩落が起きました。

これは豪雨の直後に撮影された土砂崩れ現場の写真です。斜面が高さ90メートルにわたって崩れ、大量の土砂や木が国道に流れ込みました。

道路を管理する県は、秋の行楽シーズンまでの復旧を目指していますが、崩れた斜面の安全確認や落石の防止に時間がかかっています。

(県・姶良・伊佐地域振興局・建設部土木建築課 市来竜郎課長)「県としてはできるところから速やかに対応して片側通行による交通開放を目指す」