万博からの帰り道が楽しくなる、一味違ったバスが登場です。

 これまでに1700万人以上が来場した「大阪・関西万博」。残り約1か月となる中、9月5日、万博会場を出た後にも楽しめるある乗り物が登場しました。それが…

 JALなどが運行に携わる「レストランバス」。万博会場からの帰路、御堂筋を経由して難波に向かう車中で、食事を楽しむことができるというものです。

 (日本航空 2025大阪・関西万博推進室 竹内ゆう子さん)「閉幕に向けて非常に混んできているというふうに感じております。帰りまでしっかりと満喫いただける空間を提供したいというところで、このレストランバスを、今のタイミングで企画しました」

 バスは1階部分が盛り付けなどを行う厨房。2階部分には25の客席があり、利用客は大阪の景色と食事を同時に味わえます。

 肝心の料理も力が入っています。今回のレストランバスには大阪の名店が複数参加していて、このために考案された特別メニューもあるといいます。

 ミシュランガイドにも掲載されたフレンチレストラン「リュミエール」では、野菜を中心に9つの料理とデザートを組み合わせたメニューを用意しました。

 (リュミエールグループ 唐渡泰さんオーナーシェフ)「動いている中で食べるので、食べやすい状態で。ふだんフランス料理は、ナイフとフォークで食べる料理が多いですが、全てお箸で食べられるように。(Qインバウンドへ意識していることは?)ほぼ野菜は国産ですし、フランスのテクニックを使っていますが、日本をきちんと味わっていただく」

 バスは事前予約が必要で、1日3便運行するなかでそれぞれの便や日によってメニューが変わるということです。

 運行は9月5日から10月13日の閉幕日まで。万博会場からの帰り道、贅沢な料理と景色も味わってみてはいかがでしょうか。