成年皇族になると何が変わる?

山内キャスター:
成年式の一連の行事です。

【成年式の流れ】
・午前8時45分:冠を賜うの儀
・午前10時:加冠の儀
・午前11時半:宮中三殿で拝礼
・午後2時:朝見の儀
・上皇ご夫妻へ挨拶など
・午後6時半:お祝い行事(帝国ホテル)

TBS報道局社会部 岩永記者:
『冠を賜うの儀』は贈られた冠をいただくという儀式です。

次に行われる『加冠の儀』は、未成年用の被り物を身につけていらっしゃるのですが、これを青年用の冠にかぶりかえるという中心的な儀式となります。

ちなみに『冠婚葬祭』という言葉がありますが、“冠”は「めでたい」という意味で、この儀式の“冠”が由来とされている話もあるようです。

山内キャスター:
儀式はその後も続いていくのですか?

TBS報道局社会部 岩永記者:
7日から三重の伊勢神宮に行かれるなど、広い意味でいうと次の週までずっと関連行事が続いていきます。

山内キャスター:
成年を迎えた皇族は、公務や宮中行事などに参加することになります。

また、佳子さまが『日本工芸会総裁』を務めていらっしゃいますが、そのような様々な協会の総裁職への就任も可能になります。

さらにお金なんですが、成年を迎えるまで悠仁さまは年間305万円が生活費として支給されていました。

成年以降は915万円ということですが、使い道はどうなりますか?

TBS報道局社会部 岩永記者:
使い道としては私たちと同じく服を買ったり、貯金をしたり、皇族方お一人お一人が自由に使えるものです。

ただ意外なところでいうと、今回の儀式は秋篠宮家が主催する行事ということで、装束を新しくする費用は公務から支給されたものではなく、この生活費から出しているということです。

日比麻音子キャスター:
40年ぶりということで、様々な行事を新たな気持ちで準備なさっているということですね。