大麻由来の2つの成分 合法な「CBD」と違法な「THC」
今回の論点のもう1つ、大麻由来の「CBD」「THC」について見ています。
新浪氏は「麻薬及び向精神薬取締法違反」の疑いで家宅捜索が入った段階で辞任しました。
新浪氏は会見で、購入したのは(合法の)CBDサプリメントだと認識していると述べました。
薬物に詳しい元埼玉県警科学捜査研究所・雨宮正欣氏によりますと、大麻草の数百ある成分のうち人体に大きく作用する主なものが「CBD」と「THC」の2つです。
・CBD(カンナビジオール)は、合法で脳に直接作用せず、リラックス効果やリフレッシュ、ストレス解消などの効果があり、依存性はなく、痛み止め効果について議論が分かれるもの。
・THC(テトラヒドロカンナビノール)は、日本では違法で脳に直接作用し、陶酔感や気分高揚、感覚異常などの効果があり、依存性は強くはないものあり、医療用大麻としても利用される。
合法の「CBD」と違法の「THC」のどちらだったのかが争点となっています。