先月、県内で6年ぶりとなるはしかの患者が確認されたことなどを受け、那覇市は対象となる子どもたちのワクチン接種を呼びかけています。

感染力がきわめて強く重症化することもあるはしかは、ことし全国的に感染が広がっていて、県内でも先月、6年ぶりに患者が確認されています。

知念那覇市長
「ワクチン接種は自身の感染を予防するだけでなく、周りの方々への感染拡大を防ぐ重要な手段となります」

那覇市の知念市長は会見で、はしか・風しんの混合ワクチン予防接種を呼びかけました。

はしか・風しんの混合ワクチンは、十分な抗体を獲得するためには2回接種する必要があり、小学校入学前までに受ける機会があります。

流行を防ぐためには2回接種率を95%以上に保つ必要がありますが、那覇市の接種率は年々低下傾向にあり、昨年度は1回目、2回目ともに90パーセントに満たない状況だということです。

子どもの定期接種は無料で受けることができるため、那覇市は感染拡大を防ぐためにもワクチン接種を受けるよう呼びかけています。