高知市の義務教育学校では災害から命を守るための授業が開かれました。子どもたちは学校がある中山間地域で起こりやすい災害について理解を深めました。
高知市の土佐山学舎で防災授業を開いたのは「JAエナジーこうち」です。災害時に命を守る知識を身につけてほしいと初めて開きました。授業には、中学3年生にあたる9年生の16人が参加。土砂災害が起こった際には水が汚れて飲み水が確保できないことや道路が通行止めになるおそれがあることなど、学校が位置する中山間地域ならではの被害について理解を深めました。

また、地域で多く用いられているLPガスは、災害時に自動でガスが遮断されることや、復旧までの時間が早いことなどが説明され子どもたちは災害時のライフラインの大切さについても気づきを得たようです。

(参加した生徒)
「ガスも使い方によっては、地球に悪くないものだったり、みんなで分け合える資源という事が分かった。“共助”をすることで(地域の人の)体調に気をつかってあげたい」
(参加した生徒)
「(小中一貫なので)上級生として低学年をまとめてしっかりリードしないといけないと思った。日常的にも災害とかの話を自分たちで取り入れていって、新たな知識を身につけることが大切だと思う」
土佐山学舎では、11月に地域住民と共に炊き出し訓練を行う予定です。