災害時に通信障害が起きた想定で、第十管区海上保安本部と通信事業者などが合同訓練をしました。

3日の訓練には九州電力送配電や通信事業者など5社が参加し、離島にある基地局が被害を受け、通信障害が発生した想定で行われました。

(記者)「災害で通信サービスが使えなくなったとき、それを復旧させるための機材がヘリコプターに運び込まれています」

災害時には複数の通信事業者の機材を被災地に運ぶことが必要なため、参加者は最小限の荷物を効率よく積み込む手順を確認していました。

鹿児島県内では去年8月の台風10号で基地局が被害を受け、一部で携帯電話が繋がりにくい状況になりました。

(ドコモCS九州鹿児島支店 松元大悟さん)「実際に(機材を)ヘリに搭載しないといけなくなったときは、今回の訓練を踏まえてやっていきたい」

ヘリは巡視船に比べて出発までの時間や移動にかかる時間を短縮できるため、十管本部では今後もヘリでの訓練を続けていくとしています。