両院議員総会終了 総裁選の前倒しへ動きが活発化する見通し
高柳キャスター:
自民党の議員たちはどのように受け止めているのでしょうか。自民党本部から島本記者に伝えてもらいます。

TBS報道局 政治部 島本雄太 記者:
両院議員総会の終了を受け、総裁選前倒しに向けた手続きがスタートしました。参院選敗北の総括を受け、石破総理は「私の責任だ」と陳謝しました。

石破総理(自民・両院議員総会 午後1時半ごろ)
「多くの同志を失ったこと。選挙は、最終的に当然のことでありますが、総裁たる私の責任であります。そのことから逃れることは決してできません」
TBS報道局 政治部 島本記者:
石破総理は“物価高対策などの政策課題に道筋をつけることが責任”と強調した上で、自らの進退について「しがみつくつもりは全くない。しかるべきときにきちんとした決断をする」と述べました。

党内ではこの後、総裁選の前倒しに向けて、動きが活発化する見通しです。
党の選挙管理委員会から意思確認に必要な署名が配布されるほか、提出後の取り消しは不可など、詳細なルールが周知されます。党の中堅、若手議員らが国会内で会合を予定しているほか、前倒しに賛成する議員らも集まる見通しです。
井上貴博キャスター:
振り返ると参議院議員選挙が終わり約1か月半、自民党内の権力争いやお家騒動の議論で終始していて、こういう状況こそ自民党の自民党たる所以というか、こういう古い政治を変えてほしいと個人的には感じます。

タレント・子育てインフルエンサー 木下ゆーきさん:
国民のことを思って政治を進めてもらいたいのに、自分の椅子のためのことしかやっていないように見えて、なんかがっかりです。ただ「それが自民党だよな」ぐらいの感覚にすらもうなっていますよね。
出水麻衣キャスター:
選挙で自民党に投票した人も、他に入れた人も、今の政治のあり方は決して望んだことではないので、様々な思いがこみ上げてくる、この1か月半だったのではないかと思います。
井上キャスター:
議員側からすると「トップを誰にするかによって野党とも話ができない」という話になりますが、“我々の感覚と、自民党など国会の感覚がこれだけ離れているんだ”ということを感じてしまいます。

TBS報道局 政治部 岩田夏弥 部長:
そういう批判が起きてしまうのは当然です。特に、自民党の皆さんはしっかり聞かないといけないですよね。石破さんはとにかく「責任を果たす」と言い続けていますが、自民党の総裁選を求める人たちからすれば、議論が進まないというところです。
総会が終わりましたが、その中で森山幹事長の進退について、責任を明らかにすると話されていたので、カメラがない中で何か話されているはずです。森山幹事長が何と発言されたのかが、この後報じられると思います。














