前倒し賛成の声 “辞職ドミノ”の可能性も…

高柳キャスター:
副大臣や政務官など、政務三役の約10人が前倒しに賛成をしているという状況です。

神田潤一 法務大臣政務官(8月28日)
「政務官を辞任しても総裁選を前倒し、自民党をリスタート」

小林史明 環境副大臣(8月29日)
「必要があるのなら、副大臣を辞して手続きを行いたい」

斎藤洋明 財務副大臣(8月31日)
「任命権者より副大臣の辞任を求められれば辞任する」

このような方たちが、必要ならばポストを辞職して、前倒しの手続きに賛成する意向も示しています。

こうなると、“辞職ドミノ”が起こり政権運営がより一層厳しくなるのではないでしょうか。

TBS報道局 政治部 岩田夏弥 部長:
石破総理側が党内に圧力をかけるような、反感を買うようなことをしても、反発する動きもさらに広がるリスクがあります。

本当に政務三役の辞任が相次ぐならば、政権にとってはダメージですから、この瞬間から総裁選前倒しのための署名に向けて、本当に激しい動きになっていくでしょう。

井上キャスター:
今の話だと、自民党内の味方同士で斬り合っている。組織としてのダメージ、地盤沈下を自分たちで招いているのではないかと思います。

タレント・子育てインフルエンサー 木下さん:
そう見られてることに気づかないのかなというところが、世間とずれてると思いますね。

井上キャスター:
皆さん気づいてはいらっしゃるんですよね。

TBS報道局 政治部長 岩田さん:
それぞれ気づいていながら、それぞれが「自分が正しいと思うことをすべきだ」ということを話しているのでしょうが、その動き全体を有権者から見ると「何をやっているのだろう」と思う人が広がっているのではないでしょうか。

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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局 政治部長
元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当

木下ゆーきさん
タレント・子育てのインフルエンサー 3児の父
子育てモノマネ動画が人気 絵本「はぶらしロケット」出版