「非常に珍しい状況」

イチョウを管理する熊本市に情報が寄せられたのは8月20日。なぜ表面がはがれ、樹液が出るようになったのか。熊本市の担当者に聞きました。

熊本市 中央区土木センター 岩本達也さん「専門の人に意見を聞いたところ非常に珍しい状況で、原因も判定しづらい」

樹液が出ているのは、高さ8mほどの枝。高い場所にあるため、誰かが傷つけたり、偶然何かがぶつかったりしたことは考えにくいと言います。

樹液自体は人体に深刻な影響はないということですが、人によっては皮膚につくことでかぶれる恐れがあり、路面もすべりやすくなるため近寄れないようにしているということです。

岩本さん「イチョウ本来の自然現象であれば樹液が止まるのが一番。ご不便をおかけするが、しばらくは様子を見たい」

イチョウは熊本市が指定する「市の木」です。それを象徴するような中心市街地のイチョウ並木。熊本市は極力枝を切らないようにし、しばらく状況を見守りたいとしています。