仕入れた魚をそのまま売るのでなく、さばいてお客さんが食べやすくするのが鮮魚屋JINのやり方。
鮮魚屋JIN 菅埜 心 社長
「うちは真空パックを強みにしているので、すぐ切って食べられるように、こういう形で中の空気を抜いて、魚の腐敗を防いで、皆さんにおいしく食べて頂くという。」

高校を卒業して間もない18の時、心さんは縁あって琴浦町で魚屋を始めました。
何の知識も経験もないまま飛び込んだ世界。
鮮魚屋JIN 菅埜 心 社長
「最初はね、魚の種類も知らんし、まあアジ、サバぐらいしか知らなかったので、そこが大変だったところではあるんですけど」
早朝から魚市場に出掛け、魚のさばき方を教わり、方々に行商に出掛けるなど、ひとりで始めた商売を軌道に乗せるため、心さんは寝る間も惜しんで働きました。
さばいた方がお客さんに喜ばれるというのも行商の経験で得た知識。
この日は土用の丑の日の前々日、ウナギのかば焼きもたくさん積んで、関金へと出発です。