記者「小野さんは今日午前8時に八代市の街頭に立ち、辻立ちをしたのち、支援者に挨拶回り、そして終わった後にこちらに。よろしくお願いします。小野さんは、現職の中村さんに、約1万5000票の差をつけて当選となった。勝因についてはどう分析しているか?」

小野氏「今回、私は草の根で展開したが、多くの市民の皆さんが本当に熱量が高まったと。八代を変えなければいけないという市民の皆さんの声がどんどん広がっていったと。それが非常に日に日に高まっていくのを感じた。そういうその市民の皆さんの熱量がすごく大きくなった。これが原因だと思っている」

記者「先の参院選の基礎票を見ると、八代市の場合、自民党が2万3357票。対して非自民の票が3万2096票あった。とすると、今回は結果的に参院選の非自民票全てと、自民票の一部を取り込んだ形になる。これはどう見る?」

小野氏「八代を変えたいっていうような市民の声が高まっていったってことを先ほど話したが、それはそのまま現職評価に表れた。つまり、県南と県北の差が広がってるっていうような認識もあるだろうし、行政や議会の不信っていうものが市民の中でも高まってっていう状況もあったので、そういった分が現職の評価が参院選の得票よりも下がったっていうことなんだろうと思う」

記者「現職の選挙対策本部長で熊本4区選出の金子衆議院議員が、敗因のひとつとして記録的大雨の影響をあげている。行政に対する不満もあったのではと話していた。小野さんは大雨が選挙に与えた影響をどう見ているか?」

小野氏「どう見るかは難しい。一般的に言うと大規模な災害が起きると現職が有利になると言われている。災害は選挙戦が始まる前に起きたが、その前のトレンド(動向)もあった。今までの中村市政の12年の評価もあったと認識して投票行動された方もいて、一概に災害だけが原因とは思えない。これは今後また分析していかなければならない」 

キャスター「とにかく大雨からの復旧というのは急務であるという状況。で、こうした中で、もう9月4日から小野さんスタートするので、この日にもう100%で仕事が始められるっていう、そういう準備っていうのはもう出来ているか?」

小野氏「明日、秘書課と打ち合わせをし、もうスタート初日からできれば災害対策本部会議を開いて、今の対応状況とか、課題の洗い出しとか、それから今後どのような形で、国や県にも支援を求めていくのか。いろんな情報もインプットして就任当日から全速力で駆けられるようにしていきたいなと」

キャスター「国と県からの支援も不可欠だと思う。小野さんは新人だが、そこのパイプ、支援を取り付けるということはどのように進めていく考えか?」

小野氏「もちろん頑張る。あの、国会議員やってた時も、与党の知り合いもいるし、いろんな形で、自分の人脈も使っていきたいと思うし、何よりその市民の皆さんが困ってる。そしてそれをちゃんと救済する必要があるんだってことを、市長として伝えることが一番大事なので。それが伝われば当然、やっぱり国全体で支えなきゃいけないよねっていう風になってくると思う」

キャスター「県南と言えば地域の振興なので、これから小野さんにはですね今後そのビジョンというものも聞いていきたいなと思っている。ありがとうございました。」

小野氏「ありがとうございました」