大きな文字で「にげる」と書かれているこちらの缶詰。中身はカツオのドライカレーで、防災食として、高知県内のホームセンターが販売を始めました。
缶詰の販売を始めたのは県内でホームセンターを展開するフタガミです。目を引くのが大きくデザインされた「にげる」という文字。缶を目にしたときに、「災害があれば避難するという意識づけをしてほしい」という思いが込められています。缶詰はフタガミが「黒潮町缶詰製作所」と共同開発していて、中身はカツオのドライカレー。黒潮町産の黒砂糖や玄米、土佐沖で獲れたカツオが使用されています。
※カツオの産地は変更の可能性あり

価格は税込み1026円と一般的な缶詰と比べると少し高価ですが、フタガミは、「そのまま食べられる米料理の防災食はなかなかないので味のバリエーションとして、備蓄品に取り入れてほしい」としています。
(フタガミ経営ネットワーク部 山本健太郎 課長)
「ふだんから防災意識を持つのは難しい。味もおいしいのでローリングストックで消費する際、家族・知り合いのみなさんで『逃げる』って大事なことだったねと思い出すきっかけになれば」
缶詰はフタガミが運営する県内17のホームセンターで販売されています。