指導者は語る「高い可能性を持った選手」
守はそう謙遜するが、入学から4年間指導してきた陸上競技部短距離ブロック監督の佐藤真太郎氏は、その素質を早くから見抜いていた。

佐藤監督:
大学1年生の時に、関東インカレの200mで2番になって、その時に強い先輩の選手がいる中で、その人にくっついて走れたのは、高い可能性を持った選手だと感じました。100mではなく200mで結果を残せたのが強く印象にあって、200mをしっかり走れて100mがメインの選手だっていうことが非常に大きな強みで、まだ100mに対しての転換していく能力、伸びしろが大きくあるということでもあるので、そういったことが今回、守が10秒00を出したことに繋がっている。高校時代も400mを走るマイルリレーをやったり、200mも走れたり、市立船橋高校で様々な種目にチャレンジして結果を残している。そういった所は大きな期待値を1年生から感じましたし、高校の先生の指導方針が大きかったかなと思います。